デルタ株が相手でも、ワクチンを2回接種すると感染する確率が10分の1になる

[2021/10/19 00:00]

ワクチン効果の最新状況

新型コロナウイルスに対するワクチンの効果を示す最新の資料が、厚労省の会議にて公開されました。

現在、新型コロナウイルスは、全国的にデルタ株に置き換わっており、その割合は90%を超えます。

感染力が強いとされるるデルタ株に対して、ワクチンがどこまで有効なのか検証してみましょう。

新規陽性者の約7割は、ワクチンを打っていない

公開されたデータのうち、最新のものは2021年10月4日から10日までの1週間を対象としています。

この期間に、新型コロナウイルスに感染した「新規陽性者」は、5,778人でした。

そのうち、ワクチンを打っていない「未接種」の人が「68%」でした。

つまり、いまコロナに感染する人の、ほぼ7割は、ワクチンを打っていません。

ただし、ワクチンを打っていても感染しないわけではありません。

ワクチンの接種回数が「1回」と「2回」を合わせると、「26%」の人が陽性となっています。

出典:厚労省のデータをもとに編集部が作成

ワクチンを2回打つと、陽性率が10分の1になる

ワクチンを打っていても、新型コロナウイルスに感染するならば、ワクチンを打つメリットは、どこにあるのでしょうか。

それは、新型コロナウイルスに感染しにくくなることです。

これをワクチンの「発症予防効果」と言います。

発症予防効果を数字で検証するために、「10万人当たりの新規陽性者」を見てみましょう。

ワクチンが「未接種」の場合、新規陽性者は、10万人当たり「11.5人」です。

それが、「1回接種」すると、10万人当たり「4.5人」と半分以下になります。

さらに、「2回接種」すると、10万人当たり「1.2人」になります。

つまり、「2回接種」すると、発症する人は「未接種」のほぼ10分の1まで減ります。

このように、相手がデルタ株であってもワクチンは有効であり、これまで通り、接種するメリットがあることが分かります。

出典:厚労省のデータをもとに編集部が作成

ワクチン接種の再検討を

10月18日現在、全国のワクチンの接種率は、1回接種済みが「75.3%」、2回接種済みが「67.0%」まで来ています。

しかし、だいぶ少なくなったとはいえ、新規陽性者は毎日見つかっています。

その理由の1つが、新規陽性者の多くが、ワクチンを打っていないからです。

現在のワクチンは、感染を完全に防ぐことはできませんが、デルタ株に対しても、発症を10分の1に抑える効果があります。

あなたや家族が、ワクチンの接種を迷ったときには、今回の数字を参考にしてください。

[シニアガイド編集部]