新型コロナ、3回目のワクチン接種は12月に開始。18歳以上が対象

[2021/11/13 00:00]

3回目の接種を12月に開始

政府は、新型コロナウイルス感染症の3回目のワクチン接種を、12月から開始します。

すでに、2回目の接種は、対象者の70%以上が接種しています。

しかし、新型コロナウイルスに対する抗体値は、2回目の接種から時間が経つと下がってしまいます。

3回目の接種を行なうことにより、再びウイルスに対する抗体値が上がり、新型コロナウイルス感染症に感染しにくくなったり、症状が軽くすむことが期待されます。

18歳以上の希望者全員に提供

3回目の接種の対象者は、当初は18歳以上の希望者全員となります。

3回目の接種については、18歳未満への接種データが少ないため、2回目までの「12歳以上」から引き上げられました。

近い将来に、2回目までと同様に「12歳以上」に引き下げられると思われます。

なお、ワクチンの接種は、2回目までと同様に無料で行なわれます。

2回目の接種から8カ月後が目安

今回の発表によれば、3回目のワクチン接種は、2回目の接種から、少なくとも8カ月が経過した後に行なわれます。

2回目までの接種と同様に、最初に医療従事者向けの接種が行なわれ、その後に高齢者や重症化リスクの高い人、そして一般へと対象者が広がっていきます。

医療従事者の接種は12月に始まりますが、高齢者や一般向けは来年以降となります。

すでに、3回目のワクチン接種が承認されているファイザーの場合、ワクチンの容量や、接種時の注意などは2回目までと変わりません。

また、副反応についての注意も、2回目までと同様です。

ファイザー以外では、モデルナのワクチンが承認を申請中とされており、承認を待って、来年以降に接種が始まる予定です。

[シニアガイド編集部]