新型コロナの影響は「ストレスの増加」と「運動の減少」
[2021/11/22 00:00]
約2千人の都民へのアンケート
東京都が「健康に関する世論調査」の結果を公開しています。
この記事では、その中から「新型コロナウイルス感染症」に関する結果を紹介します。
2021年6月から7月にかけて行なわれた調査には、1,939人の都民が回答しています。
新型コロナが健康に与えた影響
「新型コロナウイルス感染症による健康に悪い影響」を聞いています。
一番多いのは「ストレスを感じることが増えた」でした。
そして「運動など体を動かす機会が減った」が続きます。
この2つは4割以上の人が挙げており、新型コロナウイルスによる影響の代表と言えるでしょう。
ストレスを感じているのは「女性」
「ストレスを感じることが増えた」と答えた人を性別、年齢別に見てみましょう。
性別では「女性」に多いことが分かります。
とくに、「40代」から「50代」の女性に多く、新型コロナウイルスによる影響が大きいことが分かります。
また、60代以上の高齢の女性は、同じ年代の男性よりも多いことが分かります。
「体を動かす機会」の減少
「運動など体を動かす機会が減った」も、女性の方が多めですが、ストレスほどではありません。
こちらも、60代以上の年代では、男女差が大きくなっています。
運動や外出の機会を作ろう
今回のアンケートでは、男性よりも女性の方が、新型コロナウイルスによる健康への影響が大きいことが分かりました。
とくに、60歳以上の女性は、「地域の人との交流が減った」も4割以上の人が挙げており、新型コロナウイルスの影響によって、運動や外出が減っている様子が分かります。
同じ年代の男性に比べて、高齢女性は新型コロナウイルスの影響を受けていることを自覚し、運動や外出の機会を増やして、ストレスの解消を図ることを考えてください。