日本の人口は「1億2,614万人」。5年間で94万人も減少
[2021/12/3 00:00]
人口の減少が続く
総務省が、2020年に行なわれた国勢調査の結果を公開しています。
2020年10月1日時点の人口は「1億2,614万6,099人」でした。
これは、前回の2015年に比べて、94万9千人減少しています。
人口の減少率で見ると、0.7%の減少となります。
国勢調査では、2010年の「1億2,805万7,352人」をピークにして、人口が減り続けています。
男性よりも女性の方が多い
性別の人口は、男性が「6,139万9,581人」、女性が「6,479万6,518人」で、女性の方が多くなっています。
女性100人に対する男性の数で示す人口性比は「94.7」でした。
人口性比は下がり続けており、女性に対する男性の数が少なくなっています。
「65歳以上の人口」が世界最高
一般に、人口の年齢構成を見るときは、次のように3つの区分に分けます。
- 15歳未満 年少人口
- 15歳~64歳 生産年齢人口
- 65歳以上 老年人口
今回の調査では、65歳以上の「老年人口」の割合が、過去最高の「28.6%」となりました。
一方、15歳未満の「年少人口」は、過去最低の「11.9%」でした。
総務省によれば、「老年人口」の割合は世界でもっとも高く、「年少人口」の割合は世界でもっとも低いとしています。
人口が増えた県は8つだけ
日本全体の人口は減っていますが、一部の地域では、他県からの流入などで人口が増え続けています。
今回の国勢調査では、次の8つの都道府県で、人口が増えていました。
- 東京都
- 沖縄県
- 神奈川県
- 埼玉県
- 千葉県
- 愛知県
- 福岡県
- 滋賀県
東京や名古屋、福岡などの大都市とその周辺が中心です。
特に東京都は、この5年間で「3.9%」も人口が増えています。
一方、人口の減少が激しい県の上位5つは次の通りです。
- 秋田県
- 岩手県
- 青森県
- 高知県
- 山形県
秋田県の人口減少率は「6.2%」でした。
秋田県の人口は、実数でも、前回の102万人から95万人に減少し、100万人の大台を割ってしまいました。