自分の家の宗教について「全く何も知らない」人が3割もいる

[2021/12/23 00:00]

家族の葬儀についてのアンケート

葬祭紹介サイトの「かながわセレモニーサポート」が、葬儀に関するアンケート結果を公開しています。

2021年12月に行なわれたインターネット調査には、全国の家族を持つ全国の20代~60代男女1,025人が回答しています。

自分の家の宗教を知らない人が多い

日本の葬儀の多くは、仏式で行なわれます。

しかし、一口に仏式と言っても、浄土真宗か臨済宗などの宗派がわからないと、お坊さんをお願いすることができません。

しかし、「自分の家の宗教に関して、全く何も知らない」という人が一番多く、30%もいました。

次に多いのも「どこの宗教かは何となく知っているが、それ以外は何も知らない」でした。

例えば、自分の家の宗教が仏教であるということは知っていても、宗派は知らないということなのでしょう。

もし、あなたが、自分の家の「宗旨」や「宗派」を知らなかったら、今のうちに家族や年長の親戚に聞いておきましょう。

出典:かながわセレモニーサポート

「できるだけ人数を限りたい」人が多い

次に葬儀の形について、聞いています。

一番多いのは「家族・親族のみで開きたい」で、ほぼ4割に達しています。

次に多いのは「近親者のみで開きたい」で、こちらも3割近くあります。

回答者の半数以上が、「家族・親族」や「近親者」などに絞った、少人数の葬儀を求めていることが分かります。

これは、新型コロナウイルスの流行によって、人が集まることを避ける習慣が根付いたことも影響しているでしょう。

出典:かながわセレモニーサポート

葬儀の「流れ」や「費用」を知っている人は少ない

回答者は、実際に葬儀について、どれぐらい知識を持っているのでしょうか。

「葬儀の流れについて、ある程度は知っている」が一番多く、4割を占めています。

次に多いのが「少しは知っているが、詳しいことはわからない」でした。

つまり、「全く知らないわけではないが、詳しくない」という人が多いのです。

また、葬儀の費用についても、回答者の6割以上が「あまり把握していない」または「全く把握していない」と答えています。

葬儀の費用についても、自信がない人が多いのです。

出典:かながわセレモニーサポート

「葬儀にかかる費用を、絶対に抑えたい」と思っている人が多い

葬儀の費用について、どのような希望を持っているのでしょうか。

「葬儀にかかる費用を、絶対に抑えたい」と、5割近い人が考えています。

次に多いのは「抑えたいとは思うが、世間並みの葬儀にはしたい」でした。

いずれにしても、葬儀の費用を抑えたいという気持ちが強いことが分かります。

しかし、「安い」というイメージがあるネットの葬儀社については、6割以上が「よく知らないので、ちょっと安心はできない」と答えています。

費用は抑えたいが、そのためにネットの葬儀社を使うのは怖いという状況が良く分かります。

出典:かながわセレモニーサポート
[シニアガイド編集部]