PCR検査の「無料化」始まる。都内の10カ所で開始

[2021/12/24 00:00]

ワクチンを接種できない人が対象

東京都は、12月23日から、PCR検査の無料化を開始しました。

これは、「基礎疾患などの健康上の理由で、ワクチン接種を受けられない人」や「ワクチンの接種対象となっていない、12歳未満の子供」が、新型コロナウイルス感染症にかかっていないという証明が必要な場合の検査を無料で受けられるものです。

例えば、飲食、イベント、旅行などの活動の際、ワクチン接種証明の代わりに「陰性の検査結果」が必要な場合を対象としています。

なお、健康上の理由ではなく、「自分の意思でワクチンを接種していない」場合は、検査は有料となります。

東京都指定の検査機関が対象

検査が無料で受けられるのは、東京都が指定する検査機関に限られています。

12月23日時点では、都内の10カ所が指定されていますが、順次追加される予定です。

最新の情報はこちらで確認してください。

なお、無料となる期間は、2021年12月23日から2022年3月31日です。

受けられるのは「PCR検査」と「抗原定性検査」

無料対象となる検査は、次の通りです。

  • PCR検査等(LAMP法等の核酸増幅法、抗原定量検査を含む)
  • 抗原定性検査

検査後に渡される「検査結果通知書」の有効期限は、「PCR検査」が検体採取日の3日後まで、「抗原定性検査」が検体採取日の翌日までです。

PCR検査の場合は、結果が出るのが翌日になることがありますから、余裕を持って早めに検査を受けてください。

無料検査を受けるための手続き

検査を受けるために、事前の申込みは必要ありません。

検査を受ける会場に行って、申込書を記入するだけで受けられます。

ただし、本人確認のための身分証明書が必要ですので、忘れずにお持ちください。

検査の手順は、次の通りです。

  • 検査を受ける場所(検査事業者窓口)に受検者本人がお越しください。
  • 窓口で検査申込書をご記入ください。
    本人確認のため住所・年齢等の確認できる身分証明書(運転免許証、マイナンバーカード、学生証、在留カード等)が必要となります。
  • 検査を受検します。
  • 検査結果通知書を発行します。

なお、検査結果が「陽性疑い」の場合には、必ず医療機関を受診する必要があります。

[シニアガイド編集部]