東京都もオミクロン株の市中感染を確認。年末年始は「感染させないための行動」を
都内でも市中感染が見つかる
東京都の小池百合子 知事が、東京都内でのオミクロン株の市中感染が発生したことを公表しました。
東京は、大阪と京都に続いて3番目となります。
オミクロン株は、新型コロナウイルスの新種で、従来よりも感染力が強いとされ、感染の拡大が警戒されています。
オミクロン株の感染者は、先週までは、海外からの渡航者と、その濃厚接触者に限られていました。
しかし、今週に入ってから、海外への渡航歴がなく、感染経路がたどれない感染者が見つかっています。
このように、日常生活の中で感染し、感染経路がたどれない感染を「市中感染」と言います。
「市中感染」が発生したということは、すでに街中にオミクロン株が広まり、いつ感染してもおかしくないということです。
そのため、これまで以上に、日常生活においても感染予防に努める必要があります。
異常を感じたら相談窓口へ
小池知事は記者会見で「検査体制を強化して、早期の診療、そして隔離につなげるということが改めて重要だということを認識しなければなりません。咳、また発熱などの症状がある方につきましては、診療検査医療機関を積極的に受診をしてください。ちょっとおかしいなと思ったら、ぜひ積極的な受診をお願いしたい」と述べました。
そして、年末年始の診療体制の確保、検査の無料化の拡大、電話による相談窓口の開設などの対策を紹介しました。
年末年始は「感染させないための行動」を
また、東京都を始めとする一都三県では、「年末年始に向けた共同メッセージ」を公開しました。
これは、大切な人と集まる機会が多い年末年始にむけて、感染させないように思いやりの気持ちをもって行動するように呼びかけるものです。
オミクロン株の市中感染が見つかったことによって、再び新型コロナウイルスの流行が予想されます。
しかし、それを防ぐための対策は、これまでと変わりません。
三密になるような人混みを避け、常にマスクを着用し、手洗いをするという基本を守ってください。