東京都の新規陽性者数が2週間前の「33.7倍」に急増。1週間後には「18,266人」と予測
先週の4倍のペースで増加
東京都の新型コロナウイルスの新規陽性者数が、爆発的に増えていることが明らかとなりました。
新規陽性者の過去7日間の平均は、1月19日時点で「4,555人/日」でした。
これは、1週間前の「1,136人/日」の4.0倍、2週間前の「135人/日」の33.7倍です。
このままのペースで増加すると、1週間後の1月27日には「18,266人/日」と推計されます。
すでに、1月20日には、新規陽性者数が過去最多の「8,638人」に達しており、ありえない数字ではありません。
専門家は「第5波の立ち上がりをはるかに上回るスピードで増加しており、これまでに経験したことのない危機的な感染状況となる可能性がある」とコメントしています。
オミクロン株の割合は「95.3%」
また、東京都によれば、PCR検査によって「オミクロン株」と推定される割合は「95.3%」に達しました。
「オミクロン株」は、東京都による検査で発見されてから、わずか5週間で90%を超えており、過去の変異株を上回る速度で置き換わっています。
現在の「第6波」は、ほぼ「オミクロン株」による流行となりました。
用意されたベッドの4分の1が使用中
新規陽性者がこれだけ多くなると、入院が必要な重い症状の人が多数発生します。
1月19日現在の入院患者数は「1,805人」で、前の週の1.9倍に増えました。
都が確認している病床(病院のベッド)の使用率は「25.9%」になりました。
「第6波」に備えて用意された病床の4分の1が、すでに使われているのです。
一方、人工呼吸器などを必要とする「重症者用病床」の使用率は、まだ「2.0%」ですが、こちらも先週の2倍以上に増えています。
今後も、病床の使用率は上がり続けるでしょう。
自分や家族の入院先が見つからずに苦しむような事態を避けるためにも、新型コロナウイルスに感染しないように、必要な行動を取ってください。