東京都の新型コロナは「99%」がオミクロン株。来週の新規陽性者は「2万4千人」と予測
4日連続で過去最多を更新
東京都の新型コロナウイルス感染症の新規陽性者は、1月28日には「17,631人」に達しました。
1月25日から4日連続で、過去最多を更新しています。
この流行は、これからどうなるのでしょうか。その現状と予測を紹介します。
99%以上が「オミクロン株」
まず、現状の把握から。
「第6波」をもたらしているのは、オミクロン株です。
東京都の調査によれば、オミクロン株の割合は「99.1%」に達しました。
現在の第6波は、ほぼすべてオミクロン株による感染になっています。
オミクロン株は、従来の変異株よりも感染力が強いとされています。
今回の流行は、厳重な注意が必要なのです。
2月3日には「2万4千人」の見込み
次に「第6波」の勢いは続くのでしょうか。
東京都の専門家会議によれば、新規陽性者は、これからも増える見込みです。
1月26日までの過去7日間の新規陽性者の平均は「10,467人/日」でした。
これは、先週に比べて、2.3倍に増えています。
このままの勢いで増えていくと、2月3日には「24,074人/日」と予測されます。
つまり、1日2万人以上の新規陽性者が発生しても不思議ではない状況です。
第6波の流行の勢いは、止まっておらず、しばらくは新規陽性者の増加が続くと考えましょう。
「緊急事態宣言」の可能性も
新型コロナウイルスの流行に対して、東京都の病院のベッド数は足りているのでしょうか。
現在の「新型コロナウイルス用の病床」の使用率は42.6%で、先週の1.6倍に増えています。
これは国の規準では「レベル2」ですが、50%を超えると「レベル3」に相当します。
レベル3は、「緊急事態宣言」発令の目安なのですが、もうすぐ手が届いてしまいそうです。
東京都の現状は、現在の「まん延防止等重点措置」に代わって、「緊急事態宣言」が発令されてもおかしくないところまで追い込まれているのです。
まだまだ、これからが本番
東京都の新型コロナウイルスの流行は、まだピークを迎えておらず、今後も新規陽性者が増え続けるでしょう。
まだ、終わりは見えておらず、これからが本番なのです。
マスクの着用や手洗いを徹底してください。
また、外出の際も、人混みを避けるように心がけてください。