日本人の平均寿命は、女性が「87.71歳」、男性が「81.56歳」
[2022/3/22 00:00]
女性の方が長い「平均寿命」
2020年の日本人の平均寿命は、女性が「87.71歳」、男性が「81.56歳」でした。
これは、厚労省が公開した「完全生命表」によるものです。
生命表は、年齢別に平均してあと何年生存するかを示す「余命」を計算したものです。
そして、0歳児の平均余命を「平均寿命」と呼びます。
日本人の平均寿命は、主な国の中では一番長くなっています。
5年に1度更新される「完全生命表」
「完全生命表」は、国勢調査の結果をもとに、5年ごとに公開されます。
5年前の2015年の「完全生命表」に比べて、女性は0.73歳、男性は0.81歳、それぞれ平均寿命が延びました。
「簡易生命表」の値を修正
厚労省は、推計人口から計算した「簡易生命表」を、毎年公開しています。
2020年の「簡易生命表」では、平均寿命は女性が「87.74歳」、男性が「81.64歳」とされていました。
今回の「完全生命表」では、国勢調査の結果を受けて、女性が0.03歳、男性が0.08歳低く補正されました。
65歳になっても長い余命がある
主な年齢の平均余命は、下のグラフのようになっています。
例えば、40歳男性の平均余命は「42.50年」、女性は「48.37年」です。
つまり、40歳では、人生の半分にも届いていません。
また、「高齢者」の定義に入る65歳でも、男性が「19.97年」、女性が「24.88年」の余命があります。
高齢者になってからの老後の人生は、意外なほど長いのです。