「老後」だと思う年齢は「65歳」。「老後」が不安は79%

[2022/4/3 00:00]

老後についての1千人アンケート

共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営するロイヤリティマーケティングが「老後に関する調査」の結果を公開しています。

2022年1月に行なわれたインターネット調査には、20代~60代のPonta会員1,000人が回答しています。

老後は「65歳」から

「老後は何歳からだと思うか」という回答の平均は「65歳」でした。

回答を5歳刻みで見ても「60代後半」が一番多く、平均と同じ結果になりました。

そして、「60台前半」「70代前半」と続きます。

出典:ロイヤリティマーケティングのデータをもとに編集部が作成

8割の人が「老後は不安」

「老後の生活についてが不安を感じている」人は、ほぼ8割でした。

多くの人が、自分の「老後」に不安を抱いています。

出典:ロイヤリティマーケティングのデータをもとに編集部が作成

不安の原因は「お金」と「健康」

「老後に対する不安の内容」を聞いています。

一番多いのが「生活費や年金などのお金」でした。

次に多いのは「体力やケガ、病気などの健康」です。

そして、自分や家族の介護、認知症など、介護関係の不安が続きます。

出典:ロイヤリティマーケティングのデータをもとに編集部が作成

「老後の備えはしたいが、何もしていない」が半分以上

「老後生活に備えた取り組み」をしている人は35%しかいません。

一番多いのは「備えをしたいが何もしていない」で、半分以上を占めています。

出典:ロイヤリティマーケティングのデータをもとに編集部が作成

準備の内容は「貯金」

「老後生活に備えた取り組み」をしている人に、その内容を聞いています。

一番多いのは、「貯蓄や投資など資産構築」で、9割近くの人が挙げています。

そして、「運動」と「定期的な健康診断」が続きますが、半分ほどに留まっています。

出典:ロイヤリティマーケティングのデータをもとに編集部が作成

老後の準備は「46歳」から

「老後生活への備えは、いつ始めるべきか」という質問の平均は「46歳」でした。

年齢別に見ると、20代から40代は、だいたい自分の年齢に近い回答が多くなっています。

しかし、50代の回答の平均は「49.5歳」、60代は「56歳」で、自分の年齢より下を指しています。

つまり、50代以上になると、何も備えていない人が「もう少し早く老後の準備をすべきだった」と後悔しているのです。

今回のアンケートによれば、老後に対する備えの柱は「貯金」と「健康」でした。

どちらの準備をするにしても、あとで後悔しないように、できるだけ早く、少なくとも50歳になる前に始めるべきでしょう。

出典:ロイヤリティマーケティングのデータをもとに編集部が作成
[シニアガイド編集部]