「老後」だと思う年齢は「65歳」。「老後」が不安は79%
老後についての1千人アンケート
共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営するロイヤリティマーケティングが「老後に関する調査」の結果を公開しています。
2022年1月に行なわれたインターネット調査には、20代~60代のPonta会員1,000人が回答しています。
老後は「65歳」から
「老後は何歳からだと思うか」という回答の平均は「65歳」でした。
回答を5歳刻みで見ても「60代後半」が一番多く、平均と同じ結果になりました。
そして、「60台前半」「70代前半」と続きます。
8割の人が「老後は不安」
「老後の生活についてが不安を感じている」人は、ほぼ8割でした。
多くの人が、自分の「老後」に不安を抱いています。
不安の原因は「お金」と「健康」
「老後に対する不安の内容」を聞いています。
一番多いのが「生活費や年金などのお金」でした。
次に多いのは「体力やケガ、病気などの健康」です。
そして、自分や家族の介護、認知症など、介護関係の不安が続きます。
「老後の備えはしたいが、何もしていない」が半分以上
「老後生活に備えた取り組み」をしている人は35%しかいません。
一番多いのは「備えをしたいが何もしていない」で、半分以上を占めています。
準備の内容は「貯金」
「老後生活に備えた取り組み」をしている人に、その内容を聞いています。
一番多いのは、「貯蓄や投資など資産構築」で、9割近くの人が挙げています。
そして、「運動」と「定期的な健康診断」が続きますが、半分ほどに留まっています。
老後の準備は「46歳」から
「老後生活への備えは、いつ始めるべきか」という質問の平均は「46歳」でした。
年齢別に見ると、20代から40代は、だいたい自分の年齢に近い回答が多くなっています。
しかし、50代の回答の平均は「49.5歳」、60代は「56歳」で、自分の年齢より下を指しています。
つまり、50代以上になると、何も備えていない人が「もう少し早く老後の準備をすべきだった」と後悔しているのです。
今回のアンケートによれば、老後に対する備えの柱は「貯金」と「健康」でした。
どちらの準備をするにしても、あとで後悔しないように、できるだけ早く、少なくとも50歳になる前に始めるべきでしょう。