新型コロナワクチン、2回目の接種が「80%」到達。3回目も「50%」目前
[2022/4/23 00:00]
2回目の接種率が80%に到達
首相官邸は、新型コロナウイルスワクチンを2回接種した人の割合が「80.0%」となったと発表しました。
65歳以上の高齢者に限ると「92.6%」になります。
2回目のワクチン接種は、70%を超えてからはほとんど伸びが止まっていましたが、オミクロン株の流行などを受けて、少しずつ増えていました。
そして、2022年4月22日に、ようやく80%に届きました。
20代以上は80%を確保
2回目の接種率を年代別に見ると、20代以上は80%を、50代以上は90%を超えています。
「5~11歳」と「12~19歳」は、接種の開始が遅かったので、他の年代よりも低くなっています。
3回目の接種率も50%目前
現在、注目されている3回目の接種率は「49.8%」で、もうすぐ50%に届きます。
65歳以上の高齢者に限ると「86.7%」が接種しています。
3回目は若年層への接種拡大が課題
3回目の接種率を年代別に見ると、20代から40代までは50%を切っています。
80%を超えている高齢者世代に対して、若年層の接種率が低いことが分かります。
また、「12~19歳」は接種が始まったばかりなので、接種率が10%以下に留まっています。
現在、東京などでは、第6波の流行が抑えきれない状態が続いています。
その原因の一つに、3回目の接種率が上がらないことが指摘されています。
まだ、3回目の接種をしていない人は、自分や家族への感染を防ぐために、前向きに接種を検討してください。