「60代」「70代」の約7割が、4回目のワクチン接種を希望
[2022/4/30 00:00]
都民1万人が対象の大規模調査
新型コロナウイルス感染症の、4回目のワクチン接種は、対象者を限定して行なわれることになりました。
現時点で対象となるのは、「60歳以上」と「基礎疾患のある人」です。
では、実際に4回目の接種が始まったときに、60代以上の人は、ワクチン接種を積極的に希望するのでしょうか。
東京都が行なった調査結果をもとに紹介します。
このインターネット調査は、2022年3月に行なわれ、1万人の東京都民が回答しています。
「4回目の接種」を希望する人は多い
「60代」と「70代」の男女に、「4回目のワクチン接種を受けるかどうか」を聞いています。
接種を希望する人は、一番低い「60代女性」でも6割を超え、一番高い「70代男性」では8割を超えます。
平均でも7割前後の人が、4回目の接種を積極的に希望しています。
高齢者は3回目の接種率も高い
参考までに、3回目の接種を済ませているかどうかを見てみましょう。
「60代」では6割、「70代」では7割以上の人が、すでに3回目の接種を終えています。
一方、「20代」から「30代」までの接種率は3割を切っています。
年齢が若い層に、どれだけ接種をしてもらうことが、3回目の接種の課題なのです。
「基礎疾患を有する人」は、自分から行動を
今回の調査結果を見ると、4回目の接種の対象となる「60歳以上」については、接種を希望する人が多く、順調に接種が進むことが予想されます。
むしろ問題となるのは、「基礎疾患のある人」と呼ばれている『18歳以上60歳未満で基礎疾患を有する者 その他重症化リスクが高いと医師が認める者』の方でしょう。
これには、多くの項目があり、接種券を送付する自治体でも、対象者の情報を把握しきれていません。
条件に該当する人は、地元の自治体からの情報に注意を払い、自分から積極的に申し込みをするつもりで備えていてください。