東京都の新型コロナ新規陽性者が下げ止まる
[2022/5/15 00:00]
新規陽性者数が下げ止まる
減少を続けていた、東京都の新型コロナウイルス感染症の新規陽性者数が、下げ止まりました。
5月11日時点で、過去7日間の平均は「3,579人」に増えました。
これは、前の週の「107%」にあたります。
東京都の専門家会議の判定は「減少」から「横ばい」に変わりました。
新規陽性者数は、前の週を下回る状態が続いていましたが、ほぼ1カ月ぶりの増加となります。
「BA.2」は97.5%まで増加
陽性者に対する変異株の状況を見てみましょう。
現在、流行の中心にあるのは「オミクロン株」の「BA.2」というバージョンです。
BA.2が占める割合は増え続けており、「97.5%」に達しています。
BA.2の次に流行しそうな変異株は、まだ登場していません。
医療体制は余裕がある状況
また、患者を受け入れる医療体制は、現在は余裕がある状況です。
入院患者数は「1,146人」で、前の週から減少が続いています。
そして、病床の使用率は「16.8%」、重症者用病床の使用率は「4.2%」で、まだ低い状態です。
新規陽性者数が増加しても、入院できないことを心配するような状況ではありません。
しかし、昨年の大型連休は、終わってから2週間後ほどで新規陽性者数が増加しました。
しばらくの間は、手洗いやマスクの着用を行ない、人混みを避けて行動してください。