結婚したカップルの20組に1組は1年以内に離婚している
[2022/6/5 00:00]
「結婚」は長期的に減少中
厚労省が、2021年1年間の、日本人の結婚と離婚のデータを公開しています。
2021年の婚姻件数、つまり結婚したカップルの数は「50万1,116組」でした。
これは前年よりも2万組以上少なくなりました。
婚姻件数は、長期的には減少の傾向にあります。
夫の平均年齢は「31.0歳」、妻は「29.5歳」
初めて結婚した夫の平均年齢は「31.0歳」です。
同じく、妻の平均年齢は「29.5歳」です。
初婚の妻の年齢分布を、20年前から10年おきに比べて見ると、「晩婚化」の傾向が分かります。
結婚のピークは26~27歳で変わりませんが、それより若く結婚する人が減り、年齢が高くなってから結婚する人が増えています。
「離婚」も減少傾向
2021年に離婚件数は「18万4,386組」でした。
離婚件数も、長期的には減少傾向にあります。
人口千人当たりの離婚率は「1.50」で、こちらも前年の1.57から下がりました。
結婚したカップルの20組に1組は1年以内に離婚している
離婚したカップルの同居期間を見てみましょう。
もっとも多いのは「5年未満」で31.7%でした。
次に多いのが「20年以上」で22.7%です。
さらに詳しく見ると、同居期間が「1年未満」で離婚したカップルが「5.3%」もいます。
つまり、結婚したカップルの20組に1組は、同居1年未満で離婚しています。
また、同居期間が「35年以上」で離婚したカップルが「3.4%」もいます。
しかも、「35年以上」同居しながら、離婚したカップルは増加傾向にあります。
1985年には「1,108組」でしたが、2021年には「6,311組」と5倍以上になりました。
夫の定年前後に離婚する「熟年離婚」は絵空事ではなく、自分の人生にも起こる可能性があることは、覚えておいて良いでしょう。