東京都の新規陽性者が1週間で倍増。次の主役「BA.5」が急増

[2022/7/9 00:00]

先週の2倍近くに増加

東京都で、新型コロナウイルス感染症が再拡大しています。

東京都の新規陽性者数の7日間平均は、7月6日の時点で「4,395人/日」になりました。

これは、前の週の「2,337人/日」から、88%も増加し、ほぼ倍増する勢いです。

東京都の新規陽性者は、6月中旬まで減少が続いていましたが、たった数週間で急激な感染拡大を迎えました。

出典:東京都

入院や重症者も増えている

新規陽性者、つまり新しい患者が増加するのに伴って、病院の負担も大きくなっています。

「入院患者数」は、先週の857人から、「1,288人」に大きく増えました。

出典:東京都

また、人工呼吸器やECMO(エクモ:体外式膜型人工肺)を使用している「重症患者数」も、先週の5人から「8人」へと増えました。

現時点では、まだ病床には余裕がありますが、感染拡大の状況によっては、油断できません。

出典:東京都

次の流行は「BA.5」が中心

新型コロナウイルス感染症が、再び拡大しはじめた理由の1つが、オミクロン株の新しい亜系統の登場です。

すでに、これまで流行の主流だった「BA.2」は、「57.8%」まで減少しました。

それに代わり、「BA.5」が「33.4%」まで増加しました。

すでに、「BA.5」は、全体の3分の1を占めており、次の流行の主役となりつつあります。

「BA.5」については、BA.2よりも感染力が強いとされており、これまで以上に感染予防に注意する必要があります。

出典:東京都
[シニアガイド編集部]