経験者の9割が「離婚して良かった」と回答。メリットは「自分の人生を楽しめるようになった」
離婚経験者へのアンケート
一般社団法人 クオーレが、「離婚」についてのアンケート結果を公開しています。
2022年6月に行なわれたインターネット調査には、離婚した経験がある30代~60代の男女1,015人が回答しています。
「離婚して良かった」が9割
まず、「離婚して良かったと思いますか」と聞いています。
「とても良かった」と「まあ良かった」を合わせると、9割以上の人が、離婚して良かったと感じています。
一方、「後悔している」人は、1割を切っています。
メリットは「自分の人生を楽しめるようになった」
「離婚して良かったと思う理由」を聞いています。
一番多い回答は、「自分の人生を楽しめるようになった」で、7割を超えました。
かなり差があって「恐怖や我慢の生活から開放された」が続きます。
「仕事や趣味などの余裕が生まれた」と「子供に笑顔が増えた」も2割を超えました。
結婚後「1年未満」で不満を感じ始めた人も
離婚した人は、結婚後にどれぐらい経ってから不満を感じていたのでしょうか。
一番多いのは「10年以降」です。
しかし、「1年未満」や「1年~2年未満」も少なくありません。
長く一緒に生活していて、だんだん嫌なところが目に付く人と、結婚生活の早い時期から不満を感じ始める人の両極端が多いようです。
「価値観」と「金銭感覚」の不一致が不満の原因
「夫婦間で感じた不一致」で一番多いのは、「価値観」で6割を超えます。
また、「金銭感覚」も5割を超えます。
日常生活を共に送る上で表面化しやすい「価値観」や「金銭感覚」の不一致が、パートナーへの不満となり、離婚につながるのです。
この2つ以外では「性格」と「性生活」の不一致が挙がっています。
女性の離婚は、経済的な問題を無視できない
最後に、「離婚はしたいと思っていても経済的な理由で離婚はできないと思ったことはありますか」と聞いています。
男女とも「ない」が過半数を占めています。
しかし、男性は「ない」と答えた人が7割なのに対して、女性は5割に留まっています。
結婚によるキャリアの中断が起きやすく、収入が少なくなりやすい女性にとって、経済的な問題も重要なのです。