転職希望者が、入社を決める理由の1位は「面接官」の対応
[2022/9/5 00:00]
転職応募者への態度について調査
総合求人サイト「エン転職」が、「企業・面接官対応の応募者への影響」のアンケート結果を公開しています。
2022年6月から7月にかけて行なわれたインターネット調査には、10,305人の男女が回答しています。
この記事では、入社するかどうかに影響した面接官の態度を紹介します。
面接官の態度が不快だった例
最初に、面接官が原因で「この会社には入社したくない」と思った人の意見を見てみましょう。
- オンライン面接でしたが、ほとんど正面ではないモニターかなにかを見ており、早く終わらせたがっている様子が感じられるなどの態度が不快でした。(32歳女性)
- 面接官が転職に対して良いイメージを持っておらず、どうせうちも数年で辞めるんでしょという発言がありました。仮に圧迫面接をしていたとしたら逆に勉強不足だなと感じました。(32歳女性)
面接官の人柄・印象が良かった例
逆に、面接官の態度によって「この会社に入社したい」と思った人も少なくありません。
- リモートでの面接でしたが、私がうまくZoomに繋げられない時に電話で丁寧に教えていただけました。また面接官の女性も、私の緊張をほぐしながら面接を実施してくれました。(37歳女性)
- ひとりひとり全員にこうやって接しているんだろうなと思えるような物腰の柔らかい面接官で、入社後も印象が変わらず尊敬できる上司でした。(34歳女性)
- 社長さんと役員さんが面接官だったのですが、とても話しやすい雰囲気を作ってくれました。話もゆっくりと真剣に聞いていただき、こういう方々が上にいる企業で働きたいと思いました。(22歳女性)
- 面接官同士でも会話をしており和やかな雰囲気でした。普段の業務でのやりがいなども話してくださり、自分もここで働いてみたいと感じられました。(31歳男性)
面接では、面接官も応募者に試されている
アンケートの結果を見ると、「この会社に入社する/しない」を決めた理由は、いずれも面接官の印象が1位になっています。
応募者から見れば、面接官は、その会社を代表する存在であり、会社のイメージに大きく影響します。
応募者は「自分が試されている」ということを意識しているだけに、面接官が自分をどう思っているということに敏感です。
面接官のちょっとした言葉やしぐさに表れた感情は、面接官自身が思っているよりも確実に、応募者に伝わります。
これは、実際に顔を合わせる面接だけではなく、オンラインによる面接でも同様です。
自分が面接を行なうときは、面接は応募者を試すだけではなく、面接官も試される場であるということを意識して行動しましょう。
逆に、自分が面接される場合は、面接官を通じて、その会社を知るための機会と考えて、冷静に行動してください。