100歳以上の高齢者は「9万人」。女性が9割
[2022/9/22 00:00]
100歳以上の高齢者は「9万人」
厚労省が、100歳以上の高齢者の人口を公開しています。
2022年9月1日の時点で、100歳以上の人口は「90,526人」でした。
これは前の年に比べて、4,016人増えています。
今年100歳になるのは、1922年(大正11年)生まれで、国内では「45,085人」います。
約60年前には「153人」だった
100歳以上の高齢者の数は、老人福祉法が制定された1963年には全国で153人でした。
1981年に1,000人を超え、1998年に1万人を超えました。
2012年に5万人を超え、10万人が目前となっています。
「89%」が女性
100歳以上の高齢者は女性が多く、89%を占めています。
つまり、100歳以上のほぼ9割が女性です。
2022年では、100歳以上の高齢者「90,526人」のうち、「80,161人」が女性で、男性は「10,365人」でした。
平均寿命の伸びが背景
100歳以上の高齢者が増えている背景には、平均寿命の伸びがあります。
日本人の平均寿命は、1963年からの約60年間で約15年も伸びています。
医学の進歩や栄養状態の改善により、平均寿命が伸びたことで、100歳以上の高齢者も増えました。
なお、2022年9月15日時点で、女性の最高齢者は「115歳」、男性の最高齢者は「111歳」でした。いずれも明治末期の生まれです。