生まれ変わっても、今の相手と結婚したいと思う妻は半分しかいない

[2022/9/28 00:00]

夫婦でも同じ考えとは限らない

中高年の夫は、老後も一緒に暮らしたいと思っているが、妻はそうでもないという調査結果があります。

つまり、夫が思っているほど、妻は老後をともにしたいとは思っていません。

結婚してから長い月日を一緒に過ごしたからと言って、同じように考えているとは限らないのです。

この記事では公開されている調査結果をもとに、中高年の夫婦の意識差について紹介します。

2割もある男女の意識差

最初に紹介するのは、ソニー生命が行なった「シニアの生活意識調査」です。

2022年8月に行なわれたインターネット調査では、既婚者が696人いました。

「老後も配偶者と暮らしたいと思うか」という質問に対して、「そう思う」という回答は、男性は9割で、女性は7割でした。

男女で2割も差があります。

さらに、「非常にそう思う」と強く願っている人は、男性が6割ですが、女性が4割しかいません。

つまり、「夫は老後も一緒に暮らしたいと思っているが、妻はそれほどではない」のです。

出典:ソニー生命

生まれ変わっても同じ相手と結婚したい女性は半分だけ

男女の意識の差について、もうちょっと見てみましょう。

今度は「生まれ変わっても、今の相手と結婚したいと思うか」と聞いています。

「そう思う」は、男性が7割、女性が5割でした。

やはり、男性の方が多く、女性が少なくなっています。

そして、女性の半分は「生まれ変わったら、別の人と結婚したい」と思っています。

つまり、夫が思っているほど、妻は来世をともにしたいと思っていません。

出典:ソニー生命

離婚した夫婦の2割以上は「20年以上同居」

夫婦の意識差が大きくなり、人生をともにできないという判断に至ると、「離婚」という結果になります。

よくある誤解なのですが、「長く生活をともにしているからと言って、離婚の可能性が低い」わけではありません。

例えば、厚労省の調査によれば、2020年に離婚した19万3千組のうち、「20年以上同居」していた夫婦が21.5%もいます。

しかも、「20年以上同居」していた夫婦の離婚は、増え続けています。

長く一緒に暮らしているからと言って、このまま老後も一緒に暮らしてくれるとは限りません。

「離婚」という最悪の結果にたどり着く前に言葉を交わし、お互いの意思を確認しましょう。

そして、もし違いがあるようなら、できるだけ早く埋めるように努めてください。

出典:厚労省
[シニアガイド編集部]