生まれ変わっても、今の相手と結婚したいと思う妻は半分しかいない
夫婦でも同じ考えとは限らない
中高年の夫は、老後も一緒に暮らしたいと思っているが、妻はそうでもないという調査結果があります。
つまり、夫が思っているほど、妻は老後をともにしたいとは思っていません。
結婚してから長い月日を一緒に過ごしたからと言って、同じように考えているとは限らないのです。
この記事では公開されている調査結果をもとに、中高年の夫婦の意識差について紹介します。
2割もある男女の意識差
最初に紹介するのは、ソニー生命が行なった「シニアの生活意識調査」です。
2022年8月に行なわれたインターネット調査では、既婚者が696人いました。
「老後も配偶者と暮らしたいと思うか」という質問に対して、「そう思う」という回答は、男性は9割で、女性は7割でした。
男女で2割も差があります。
さらに、「非常にそう思う」と強く願っている人は、男性が6割ですが、女性が4割しかいません。
つまり、「夫は老後も一緒に暮らしたいと思っているが、妻はそれほどではない」のです。
生まれ変わっても同じ相手と結婚したい女性は半分だけ
男女の意識の差について、もうちょっと見てみましょう。
今度は「生まれ変わっても、今の相手と結婚したいと思うか」と聞いています。
「そう思う」は、男性が7割、女性が5割でした。
やはり、男性の方が多く、女性が少なくなっています。
そして、女性の半分は「生まれ変わったら、別の人と結婚したい」と思っています。
つまり、夫が思っているほど、妻は来世をともにしたいと思っていません。
離婚した夫婦の2割以上は「20年以上同居」
夫婦の意識差が大きくなり、人生をともにできないという判断に至ると、「離婚」という結果になります。
よくある誤解なのですが、「長く生活をともにしているからと言って、離婚の可能性が低い」わけではありません。
例えば、厚労省の調査によれば、2020年に離婚した19万3千組のうち、「20年以上同居」していた夫婦が21.5%もいます。
しかも、「20年以上同居」していた夫婦の離婚は、増え続けています。
長く一緒に暮らしているからと言って、このまま老後も一緒に暮らしてくれるとは限りません。
「離婚」という最悪の結果にたどり着く前に言葉を交わし、お互いの意思を確認しましょう。
そして、もし違いがあるようなら、できるだけ早く埋めるように努めてください。