テレワークを実行した1,400人が指摘する「メリットとデメリット」
テレワークについての調査
NTTドコモ モバイル社会研究所が、「テレワーク」について調査結果を公開しています。
「テレワーク」とは、パソコンなどのIT技術を使って、自宅などオフィス以外の場所で、会社の業務を行なう働き方を指します。
2022年2月に行なわれた調査には、全国の150歳~79歳の男女6,240人が回答しています。
回答者のうち、実際にテレワークを行なっている人は1,461人でした。
これは、回答者全体の23%にあたります。
最大のメリットは「通勤時間の有効活用」
テレワークを行っている人たちに「テレワークのメリット」を聞いています。
一番多い答えは「通勤時間を有効活用できるようになった」でした。
これは、テレワークを行っている人のほぼ半分の人が、これをメリットとして挙げています。
次に多いのが「家族との時間が増えた」でした。
「上司や同僚に直接会わなくてよい」という、ちょっと意外な答えも3番目に入っています。
また、「テレワークのメリットは特にない」と答えた人も3割ほどいます。
デメリットは「仕事と生活の切り分けが難しい」
次に、「テレワークのデメリット」を聞いています。
一番多い指摘は、「仕事と仕事以外の切り分けが難しい」でした。
次は、「他の人が何をしているのかわからない」と、同僚や上司/部下の仕事ぶりを気にする意見が入っています。
3番目は、「テレワークではアクセスできない情報がある」でした。
なお、「業務面でのデメリットは特にない」と答えた人も3割ほどいます。
2年間で浮かび上がった長所と短所
テレワークは、新型コロナウイルス感染症対策として、一気に普及しました。
しかし、流行から2年が過ぎて、テレワークのメリットとデメリットもはっきりしてきました。
テレワークが有効かどうかは、それぞれの会社や職種によって異なるのです。
今後もテレワークという働き方を続けるかどうかは、職場ごとに答えを出す必要があるでしょう。