新型コロナにより在宅介護の時間とストレスが増加。「介護離職を検討」も4割
[2022/11/5 00:00]
在宅介護者へのアンケート
消臭剤メーカーのエステーが、「コロナ禍の在宅介護」についてのアンケート結果を公開しています。
2022年10月に行なわれたインターネット調査には、在宅介護を行なっている20歳~69歳までの男女461人が回答しています。
コロナで増えた介護の時間
コロナ禍での在宅介護の時間について聞いています。
介護の時間が「非常に増えた」と「やや増えた」を合わせると半分を超えます。
新型コロナによって、介護時間が増えていることが分かりました。
新型コロナで介護サービスが止まった
在宅介護の時間が増えた理由で一番多いのは「感染拡大で介護施設の利用が制限されたり、介護施設が休業したから」でした。
新型コロナによって、介護サービスを受けられなくなったことで、在宅介護に切り替えて、介護の負担が増えていることが分かります。
次に多いのが「家にいる時間が増えて、在宅介護できるようになったから」でした。
在宅勤務をしながら介護をしている人は少なくない
新型コロナにより、テレワークなどの在宅勤務が広がりました。
在宅勤務をしながら、介護を行っている人が半分近くもいます。
一方で、コロナ禍により「介護離職」を検討した人が4割に達することが分かりました。
介護時間が増えるとストレスも増える
コロナ禍で在宅介護を行う中での悩みで一番多いのは、「自宅にいる時間が増えて、在宅介護のストレスが増えた」でした。
次いで「自分のプライベートの時間がなく、ストレスを発散できない」と、「面倒を見なければいけない範囲が広がり、体力的負担が増えた」が挙がっています。
新型コロナによって、在宅時間が増加し、介護への関わりが増えました。
その一方で、プライベートの時間が無くなり、精神的にも体力的にも負担が大きくなっていることがうかがえます。