葬儀の主流は「家族葬」。費用は「81万円~100万円」が最多

[2022/11/18 00:00]

5年以内の葬儀についてのアンケート

仏事関連総合サービスの「メモリアルアートの大野屋」が、葬儀についての調査結果を公開しています。

2022年10月に行なわれたインターネット調査には、一都三県に在住で、5年以内に葬儀に参列した300人が回答しています。

葬儀の過半数は「家族葬」

参列した葬儀の形式で一番多いのは「家族葬」でした。

「家族葬」は55.3%で、過半数となっています。

「家族葬」は、家族や親族を中心にした少数の参列者で行なう葬儀です。

次に多いのが、参列する人数を制限しない「一般葬」で、30.7%でした。

この2つで8割以上を占めており、「直葬」や「一日葬」「お別れ会」などは少数派です。

出典:メモリアルアートの大野屋のデータをもとに編集部が作成

「一般葬」から「家族葬」に変化

「家族葬」が主流になったことは、メモリアルアートの大野屋が行なった葬儀の実績でも裏付けられます。

2010年は「一般葬」が主流でしたが、2020年には「家族葬」が逆転しました。

2020年は、新型コロナが始まった年でもあり、葬儀の8割近くが「家族葬」となっています。

出典:メモリアルアートの大野屋

費用は「81~100万円」が最多

葬儀の費用で、一番多いのは「81万円~100万円」でした。

次に多いのが「41万円~60万円」です。

ただし、葬儀の費用には幅があり、「10万円未満」から「241万円以上」まで差があります。

どのような葬儀を行なうかによって、費用が大きく変わることが分かります。

出典:メモリアルアートの大野屋

「希望」と「予算」のバランスを

新型コロナウイルス感染症の流行もあって、葬儀の主流は「家族葬」となりました。

しかし、費用については選択肢が広く、葬儀の形式やオプションの選択などで大きな差がつきます。
葬儀を行なう場合には、「どのような葬儀を希望するのか」と「いくらお金を使えるのか」をはっきりさせて、葬祭業者と相談してください。

[シニアガイド編集部]