物が捨てられない理由は「いつか使うかもしれない」から。どうしても捨てられないのは「写真」と「服」
[2022/12/14 00:00]
「捨てられない物」についてのアンケート
一般社団法人 あんしん解体業者認定協会が「捨てられない物に関する意識調査」の結果を公開しています。
2022年11月に行なわれたインターネット調査には、全国の男女500人が回答しています。
「いつか使うかもしれない」から捨てられない
「物を捨てられない理由」で、一番多いのは「いつか使うかもしれない」でした。
回答者の、ほぼ半分が、これを挙げています。
「いつか使うかもしれない」には、次のようなコメントがありました。
- 「何かに使えそう」と思い、捨てられずにとっておくことが多い(32歳 男性)
- 空き箱などでも「いずれ役に立つときがあるはず」と思ってしまう(56歳 女性)
そして、「愛着を感じる」が続きます。
これには、次のコメントが寄せられています。
- 苦労をともにしたモノを捨てると、罰があたるのではないかという恐れから(69歳 男性)
- 自分のアイデンティティが失われるように感じるから(34歳 男性)
いずれも、かなり強い思い入れがあることが分かります。
「いつか使うかもしれない」と「愛着を感じる」以外の理由は、かなり差がありました。
「どうしても捨てられない物」は「写真」
「どうしても捨てられない物」を聞いています。
一番多い回答は、「写真・アルバム」でした。
例えば、次のようなコメントがあります。
- 思い出があるので捨てられない。たまに見ると昔を思い出し、懐かしくなるので(38歳 女性)
現在のように、スマホでの撮影が中心になる前に撮られた「写真」は、モノとして存在しているので、捨てにくいのでしょう。
そして、あまり差がなく、「服・ファッション小物」と「プレゼントでもらったもの」が続きます。
「服・ファッション小物」では、次のコメントが代表的でしょう。
- デザインが気に入っているので、捨てられません。「いつか痩せて着られる日が来る」と思っているので、捨てるのが難しいです(48歳 女性)
また、「プレゼントでもらったもの」のコメントも、同意する人が多いでしょう。
- 人からプレゼントされたモノには「プレゼントしてくれた人の想い」や「思い出」がつまっているので、簡単には捨てられません(37歳 女性)
物を捨てられない人は55%
「あなたは物を捨てられる方ですか」という質問に対して、「捨てられない」が55%、「捨てられる」が45%でした。
少しだけ「捨てられない人」の方が多いですが、ほぼ半々と言って良いでしょう。
「捨てられない」人も、「捨てられる」人も、世の中の半分の人は、自分とは違う判断をすると思っていれば、お互いにストレスが溜まりにくいのではないでしょうか。