東京都の新型コロナが「第7波」並みに拡大。入院患者数が4千人を超える
[2022/12/30 00:00]
新型コロナの流行が続く
年末年始に向けて、東京都の新型コロナウイルス感染症患者が増え続けています。
2022年12月27日時点の、1週間の平均陽性者数は「17,423人」でした。
これは前の週に比べて、9%増えています。
入院患者が「第7波」並みに増加
入院している患者は「4,184人」になりました。
10月以降では、始めて4千人を超え、過去の「第5波」「第6波」「第7波」などと同じ水準に達しました。
また、この1週間の死者は「143人」に達しています。
死者の多くは高齢者で、60歳以上が95%を占めています。
「BA.5」以外の亜系統が増える
今回の流行は、「オミクロン株」の「BA.5」が中心になっています。
しかし、BA.5は毎週減り続けており、他の亜系統が増えてきています。
現在、増えているのは「BQ.1.1」「BF.7」「BN.1」などです。
これらの亜系統の詳細は明らかではありませんが、「BA.5」よりも感染力が強い可能性があります。
繁華街に人は戻ったけれど
新型コロナで人が減っていた東京都の繁華街も、すでに新型コロナの流行前の混み具合に戻りました。
つまり、年末年始に外出すると、どこでも混み合った状態であることが予想されます。
新型コロナの予防を目的とするならば、人が多く集まるところに行くのは好ましくありません。
外出をするときは、それが本当に必要な外出かどうか、よく検討してください。
少なくとも、マスクの着用や、手洗いなど基本的な予防対策は行ないましょう。