通算で5千件を超えた新型コロナ関連破綻。「飲食業」が最多
[2023/1/4 00:00]
年々増える「コロナ破綻」
調査会社の東京商工リサーチによれば、新型コロナウイルス感染症が原因となって経営が破綻(はたん)した企業が5千件を超えました。
破綻した企業のうち、負債が1千万円を超えたのは「4,843件」でした。
新型コロナの流行が始まった2020年が843件、2021年が1,718件、2022年が2,282件と、年々増加しています。
2023年はコロナ関連の特別融資が終わったこともあり、さらに破綻する企業が増加すると見込まれています。
「東京」だけで5分の1を占める
都道府県別では、「東京都」が1,064件で一番多く、全体の5分の1を超えました。
そして「大阪府」が510件で続いています。
「飲食業」が最多
破綻した企業の業種は、「飲食業」が最多でした。
「飲食業」は休業要請などが影響しています。
以下、「建設業」「アパレル(衣料)」「食品卸」「宿泊業」が続いています。
「建設業」は工事計画の見直し、「アパレル」は小売店の休業、「食品卸」は飲食業の不振が影響しています。