2023年の値上げ、年度が変わる「4月」がピーク
[2023/2/17 00:00]
次の値上げのピークは「4月」
調査会社の帝国データバンクが、2023年の値上げ予定についてレポートを公開しています。
自社の商品・サービスの値上げ予定について尋ねたところ、年度が変わる「4月」に集中しました。
特に「小売」の分野では、今年の値上げ予定の61％が集中しています。
ただし、調査時点での値上げの動向であるため、今後さらに値上げが行なわれる可能性があります。
今後も値上げが続く可能性が高い
今回の値上げは、電気料金や燃料費の高騰の影響で、「製造」「卸売」「小売」のすべての段階で発生しています。
それらの各段階で、上昇したコストを販売価格に反映する「価格転嫁(てんか)」が発生します。
しかし、帝国データバンクが2月に行なった調査によれば、価格転嫁ができた割合は4割に留まっています。
そのため、今後も、価格転嫁が行なわれ、小売価格が上昇する可能性は高いでしょう。
まずは、次の値上げのピークである4月に備え、その後も、価格の上昇が続くと想定して、家計を運営してください。
