猫の一生にかかるお金は「246万円」
3千人の猫の飼い主へのアンケート
保険代理店であるR&Cが「猫にかかる費用」の調査結果を公開しています。
2022年12月に行なわれたインターネット調査には、猫を飼っている20~60代の男女3,000人が回答しています。
猫にかかるお金は「246万円」
猫の一生でかかるお金は平均で「264万6,956円」でした。
なお、猫の平均寿命は「15.62年」で計算しています。
猫にかかるお金は、「日常的にかかるお金」「ときどきかかるお金」「最初にかかるお金」の3つに分けられます。
それぞれについて、もう少しくわしく見てみましょう。
日常的にかかるお金
「日常的にかかるお金」は、「123万448円」でした。
内訳は、次のようになります。
- 食費 644,885円
- トイレまわり 360,936円
- 消耗品(爪とぎ、シャンプー、おもちゃなど) 224,627円
「食費」は月々3,000円ほどですが、一生分を計算すると約64万円でした。
「トイレまわり」は、猫砂や消臭シートなどの費用です。
ときどきかかるお金
ときどきかかるお金は、「130万4,422円」でした。
内訳は、次のようになります。
- 医療費 468,419円
- ワクチン接種費用 67,856円
- 健康診断 112,746円
- 冷房費用 262,038円
- 暖房費用 393,363円
猫を飼っていると、冷暖房を使う時間が増えるため、「冷房費用」と「暖房費用」がふくらみます。
なお、「ワクチン接種」と「健康診断」は半分以上の人が行なっていません。
最初にかかるお金
「最初にかかるお金」は、「11万2,086円」でした。
内訳は、次のようになります。
- 必需品(猫タワー、猫ベッド、爪切り、食器、トイレ本体など) 23,152円
- 去勢/不妊手術 19,076円
- 購入費(ペットショップやブリーダーなどから) 185,201円
- 譲渡費用(保護猫団体や保健所、知人などから) 4,086円
なお、猫と出会うきっかけは「購入」「譲渡」「保護」の3つがあります。
そして、「購入」と「譲渡」「保護」では、費用に大きな差があることが分かります。
「譲渡」や「保護」では、「0円」の場合も少なくありません。
予想外のトラブルへの覚悟も必要
これまで見てきた金額は、ある程度、予想できる出費でした。
しかし、猫を飼っていると、予想外のトラブルでお金がかかることがあります。
例えば、コメントでは、次のような高額なトラブルが報告されています。
- 和室の畳をボロボロにされた 10万円
- 羽布団に数回吐かれてしまい買い替えた 12万円
- 迷子になったので猫探偵に依頼し、チラシも印刷した 40万円
猫との生活を始めるときは、そういう可能性があることも覚悟して決断してください。