人手不足を感じている企業が50%超え。特に足りないのは「旅館・ホテル」と「飲食店」
[2023/2/19 00:00]
人手不足に対する調査
調査会社の帝国データバンクが、「人手不足」についての調査結果を公開しています。
2023年1月に行なわれた調査には、全国の1万1,719社が回答しています。
半分以上の企業が正社員の不足を感じている
正社員について「不足」と感じている企業は51.7%でした。
半分以上の企業が、正社員の不足を感じています。
特に大企業では62.1%と高水準でした。
一方、非正社員について「不足」と感じている企業は31.0%でした。
正社員が足りていないのは「旅館・ホテル」
正社員が不足している業種を見てみましょう。
もっとも足りていないのは「旅館・ホテル」で、人手不足を感じている企業が70%を超えています。
また、IT人材が深刻な「情報サービス」でも人手不足が続いています。
「情報サービス」の人手不足は、「案件過多によって人手不足を顕著に感じている」のコメントのように、好況によって発生しているのが特徴です。
「旅館・ホテル」は非正社員も足りない
次に、非正社員の人手不足割合を業種別に見てみましょう。
こちらでも、「旅館・ホテル」がトップで、人手不足を感じている企業が80%を超えました。
ほぼ差がなく「飲食店」が続き、この2業種が群を抜いた人手不足状態に陥っています。
また、「人材派遣・紹介」も60%を超えています。
非正社員が足りない「旅館・ホテル」と「飲食店」
以前から人手不足が目立つ「旅館・ホテル」と「飲食店」ですが、ここに来て一層深刻さを増しています。
特に「旅館・ホテル」に関しては、社員/非正社員を問わず、人手不足を感じている企業が増えています
「飲食店」も人手不足感が強く、とくに非正社員はコロナ禍以降で最も高くなっています。
職を探すときに、業種を問わないのであれば、この2つの業種を検討すべきでしょう。