3月も3千以上の食品が値上がり。冷凍食品や菓子が中心
[2023/3/2 00:00]
3月も4月も値上げが続く
調査会社の帝国データバンクが、2023年の値上げ予定についてレポートを公開しています。
2月は5千品目以上の食品が値上げされましたが、値上げの勢いは止まっていません。
3月は3千品目以上、4月は4千品目以上の食品が値上げされます。
値上げされる食品は、8月にも、年内累計2万品目を突破する勢いです。
3月の値上げは「加工食品」と「菓子」
値上げされる食品で、一番多いのは冷凍食品などの「加工食品」です。
3月に値上げされる食品の半分を占めています。
具体的には、ちくわをはじめ水産加工品や、冷凍食品の値上げが多くみられました。
次に多いのが「菓子類」でした。
煎餅(せんべい)やグミ、氷菓などを中心に値上げが行われます。
多くの食品で小幅な値上げが続く状況に
3月を過ぎても、値上げの勢いは止まりません。
値上げされる食品は、4月までに1万5千品目を突破する見込みです。
さらに、値上げのスタイルにも変化が起きています。
これまでのように、「大きな値上げを1回」行なうのではなく、「複数回に分けて、小幅の値上げを繰り返す」メーカーが増えています。
つまり、たくさんの食品が、少しずつ値上げされ続ける状況になるでしょう。
今後も、4月に控える「輸入小麦」の価格改定や、マヨネーズなどの値上げに影響を及ぼしている「鶏卵」の供給不足など、値上げの原因となる要素が目白押しです。
買い物の際には、食品を手に取るたびに価格を確認する習慣を身に着けてください。