ほぼ4割のテーマパークが入場料を値上げ。電気代や餌代が影響
[2023/3/25 00:00]
多くのテーマパークで入場料を値上げ
遊園地や動物園、水族館などのテーマパークの入場料の値上げが進んでいることが分かりました。
調査会社の帝国データバンクによれば、全国の主なテーマパーク190施設のうち、70施設が入場料を値上げしました。
ほぼ4割のテーマパークで、入場料が値上げされたことになります。
入場するために必須となるチケット代の平均価格は「1,654円」から「1,739円」に上がりました。
値上げ幅が大きい「水族館」
入場料の変化を業態別に見ると、「水族館」の値上げ幅がもっとも大きく、「動物園」と「遊園地」が続きます。
ただし、値上げ後の金額で見ると、「遊園地」が高く、「水族館」と「動物園」の順になります。
光熱費や餌代などの経費が上昇
入場料の値上がりの背景は、複数あります。
もっとも多いのは、電気代を始めとする光熱費の上昇です。
大規模な水族館では、電気代が1.5倍から3倍に増えた例もありました。
また、水族館や動物園では餌代の値上がりも影響しました。
水族館では餌となる魚、動物園では輸入肉類や乾草、固形飼料のペレットなどが値上がりしています。
さらに、飼育員を始めとする従業員の人件費も上昇しています。
大人数で行くときは値上げに対する覚悟が必要
2023年は、新型コロナウイルス感染症による行動制限が解除されたことにより、テーマパークへの旅行者は増えています。
ただし、さまざまな経費の上昇を反映して、コロナ前に比べると入場料や園内での飲食代は上昇しました。
家族連れでテーマパークを訪れる際には、さまざまな料金が値上がりしていることを前提にして行動してください。