4月はハム、ソーセージと冷凍食品、6月はカップ麺が値上がり
[2023/4/2 00:00]
4月だけで5千品目以上が値上げ
調査会社の帝国データバンクが、2023年4月の食品の値上げ状況をレポートしています。
4月に値上げが予定されている食品は「5,106品目」もあります。
これは、2月の「5,528品目」に次ぐもので、今年に入ってから2番目に多い品目が値上げされます。
特に加工食品が多く、ハム・ソーセージなど肉加工品のほか、チルド麺、冷凍食品などが上がります。
また、パック牛乳など乳製品や、酒類・飲料の値上げも少なくありません。
調査の対象となっているのは全国規模で展開している大手食品メーカー195社なので、ローカルな食品メーカーを含めると、もっと多くの品目が値上げされるでしょう。
5月以降も値上げが続く
また、すでに5月に「778品目」、6月に「2,390品目」の値上げが予定されています。
特に6月には、カップラーメンなどの即席麺だけで200品目以上の値上げが予定されています。
カップ麺以外にも、スナック菓子などの加工食品の値上げも少なくありません。
また、カレールーなどの調味料も値上げが予定されています。
「小麦」の値上がりでパンが値上がり
7月以降についても、値上げの勢いは止まりません。
まず、「輸入小麦」の卸売り価格の上昇に伴い、パンや麺類の値上げが予想されます。
特にパンは、乳製品や砂糖など原材料の多くが値上がりしています。
菓子パン類を中心に大規模な値上げの可能性が高いでしょう。
また、酒類や飲料も、物流コストや容器代が上がっており、製品の価格に反映される可能性が高いでしょう。
2023年は、まだ4分の1が過ぎたばかりですが、すでに1万品目以上の食品が値上げが決まっています。
そして、少なくとも年内は、このまま食料品の値上がりが続くと見て良いでしょう。