東京23区の新築マンションは平均で「7,041万円」。首都圏全体では「5,890万円」
[2023/4/6 00:00]
首都圏でマンションを買った人へのアンケート
不動産分野の調査機関 SUUMO(スーモ)リサーチセンターが、首都圏のマンションについて調査結果を公開しています。
この調査は2022年に首都圏で新築分譲マンション住宅を購入した5,972人が回答しています。
平均価格は「5,890万円」
首都圏の新築マンションの平均購入価格は「5,890万円」でした。
これは2001年の調査開始以来、最も高い価格です。
しかも、「東京23区」に限ると、平均購入価格は「7,041万円」で、7千万円の大台を超えています。
23区の平均購入価格は、2001年には4千万円台でしたが、2017年に6千万円を超えてからは、急激に上昇しています。
平均面積は「65.9平方m」
首都圏の新築マンションの平均専有面積は「65.9平方m」でした。
「東京23区」に限ると62.7平方mで、首都圏の平均よりも狭くなっています。
23区の平均専有面積は、2001年は70.5平方mで、70平方mを超えていました。
しかし、価格の上昇を抑えるために、小さめの間取りにすることが増え、現在は60平方mに近づいています。
つまり、東京23区のマンションは、ここ20年で価格が1.7倍に上がっていますが、専有面積は6畳間1つ分ぐらい狭くなっているのです。
求める条件を決めてから物件を選ぶ
最後に、東京23区に住んでいた人が、どのエリアのマンションを買ったかを見てみましょう。
23区に住んでいたのに、23区内にマンションを買った人は全体の6割ちょっとしかいません。
4割近くの人は、東京都下や神奈川、埼玉、千葉などの物件を購入しています。
首都圏でマンションを購入する場合は、間取りや広さなどの住みやすさを優先するか、交通の便や買い物などの利便性を優先する、よく考える必要があります。