70代のスマホ所有率に地域差。「北海道/東北」と「東海」「近畿」では17%の差
[2023/4/13 00:00]
70代のスマホ所有率は「76%」
NTTドコモ モバイル社会研究所が、2022年1月に行なった調査によれば、スマホの所有率は、70代が76%、60代は92%でした。
しかし、70代のスマートフォン(スマホ)所有率には、かなり大きな地域差があることが分かりました。
この調査は、全国を対象にしており、60~79歳の男女1,350人が回答しています。
地域によって17%も差がある
スマホの普及率には地域差があります。
60代では「北海道/東北」が88%と低く、「近畿」が94%と高くなっています。
70代では、さらに差が広がります。
「北海道/東北」では65%に留まりますが、「東海」と「近畿」では82%で、17%も差があります。
所有率が高いのは大都市
次に、回答者が住んでいる地域の人口による差を見てみましょう。
もっとも普及率が高いのは、人口が多い「特別区/政令指定都市」でした。
60代は96%、70代は79%です。
60代で普及率が低いのは「人口10万人以上20万人未満」の小都市で、85%です。
70代で普及率が低いのは「人口10万人未満」の町村で、73%に留まっています。
いずれも、「特別区/政令指定都市」に比べると、普及率には差があります。
スマホに乗り換えるための刺激とメリット
シニア層におけるスマホの普及率は、地方による差があり、住んでいる地域の人口にも影響されることが分かりました。
シニアが慣れた携帯電話(ガラケー)を離れて、スマホに乗り換えるためには、それによって得られるメリットが必要です。
人口が多い地方や地域では、周囲の雰囲気や各種のCMなど、スマホに乗り換えることを促す刺激が強いのでしょう。