2070年の人口は現在の7割に減少。その4割が65歳以上の高齢者
[2023/4/28 00:00]
2070年までの人口推計
国立社会保障・人口問題研究所が、2070年までの人口推計を公開しています。
2020年の国勢調査から、50年先の2070年までを見通した内容となっています。
自分の将来設計においても、基礎となる情報です。
ここでは、将来の見通しを中心に紹介しましょう。
2056年には「1億人」を割る
2020年の日本の人口は「1億2,615万人」でした。
これは、日本人と外国人を合わせた数字です。
人口は減少を続け、2056年には1億人を切ります。
そして、2070年には、2020年の7割にあたる「8,700万人」に減少します。
女性の平均寿命が90歳を超える
人口に占める65歳以上の高齢者の割合は、今後も増え続けます。
2020年には「28.6%」でしたが、2070年には「38.7%」まで上昇します。
実は、高齢者の実際の人数は、2043年に「3,953万人」でピークを迎えて減り始めます。
しかし、全体の人口が減っていくため、高齢者の割合は減らないのです。
また、2070年は約4歳伸びて、女性の平均寿命は90歳を超えます。
具体的には、2020年の男性「81.58年」、女性「87.72年」が、2070年には男性「85.89年」、女性「91.94年」になります。
日本人の4割が高齢者に
では、対象を日本人だけに限定した場合、どのような結果になるのでしょうか。
2070年の日本人の人口は「7,761万人」と推定されています。
また、2070年の日本人の65歳以上の高齢者の比率は「40.9%」で、40%を超えます。
日本人に限定すると、さらに高齢化が進むことが分かります。