リモートワークの制度がある会社でも、まったく出社しないで働いている人は15%しかいない
リモートワークについてのアンケート
マネジメントコンサルティングの識学が、リモートワークについての調査結果を公開しています。
2023年3月に行なわれたインターネット調査には、リモートワークが可能な職場に勤める会社員200人が回答しています。
リモートワークだけの人は15%しかいない
現状の働き方を聞いています。
全く出社しない「フルリモート型」の人は15%しかいません。
テレワークが可能な職場と言っても、85%の人は「出社」しています。
出社とリモートワークを併用する「ハイブリッド型」が60%で、リモートワークをしていない「フル出社型」が25%です。
リモートワークしているのは「1日」か「2日」
出社とリモートワークを併用する「ハイブリッド型」の人に、「リモートワークの頻度」を聞いています。
最も多いのは「週に1日程度」で31%でした。
次に多いのが「週に2日程度」で28%です。
「ハイブリッド型」の人は、リモートワークの日数が少なく、「出社」が多くことが分かります。
「リモートワーク」と「出社」の長所
最後に、「リモートワーク」と「出社」の、それぞれの長所を聞いています。
リモートワークの長所として挙がっているのは「通勤の負担がなくなる」でした。
そして、「ライフワークバランスが実現できる」と「プライベートの時間を増やすことができる」が続きます。
オフィスに通勤するための手間と時間を取られないということが、テレワークのメリットと感じられているのです。
一方、「出社」の長所では、「社員同士のコミュニケーションが取りやすい」が挙がっています。
そして、「印刷やコピーができる」と「働きやすい環境が整っている(スペース・空調・通信等)」が続きます。
同僚と顔を合わせてのコミュニケーションや、アナログ的な作業のしやすさがオフィスに出社するメリットなのです。
職種や仕事の内容に応じて、テレワークと出社を使い分けることが、今後はますます必要とされるでしょう。