男女とも平均寿命が短い「青森」。男性が長生きなのは「滋賀」、女性は「岡山」
都道府県別の平均寿命
厚労省が、都道府県単位の平均寿命を公開しています。
基準となっているのは2020年です。
この年の平均寿命は、男性が「81.49年」、女性が「87.60年」でした。
しかし、都道府県単位で見ると、平均寿命には大きな差があります。
この記事では、平均寿命が短い都道府県と、長い都道府県を10位まで紹介します。
なお、「東京都」の平均寿命は、男性が14位、女性が17位で、いずれのリストにも入っていません。
平均寿命が80年を切る「青森県」
男性の平均寿命が一番短いのは「青森県」で「79.27年」です。
これは、全国平均よりも2.22年も短い寿命です。
また全国で唯一「80年」を切っています。
「青森県」の男性の平均寿命が短いのは以前からで、1965年の調査以来、平均寿命がもっとも短い県という位置が続いています。
男性の平均寿命が短い都道府県
- 青森 79.27年
- 秋田 80.48年
- 福島 80.60年
- 岩手 80.64年
- 沖縄 80.73年
- 高知 80.79年
- 大阪 80.81年
- 茨城 80.89年
- 北海道 80.92年
- 鹿児島 80.95年
女性の平均寿命も短い「青森県」
女性の平均寿命が一番短いのも「青森県」です。
青森県の平均寿命は「86.33年」で、全国平均よりも1.27年短くなっています。
女性の平均寿命が短い都道府県
- 青森 86.33年
- 福島 86.81年
- 栃木 86.89年
- 茨城 86.94年
- 岩手 87.05年
- 北海道 87.08年
- 秋田 87.10年
- 群馬 87.18年
- 埼玉 87.31年
- 愛媛 87.37年
男性の平均寿命が長い「滋賀県」
男性の平均寿命が一番長いのは「滋賀県」で「82.73年」でした。
これは全国平均よりも、1.24年長くなっています。
上位の県では、平均寿命が82年を超えています。
2位の「長野県」と5位の「神奈川県」は、以前から平均寿命が長い県で、1965年からベスト10を外れたことがありません。
男性の平均寿命が長い都道府県
- 滋賀 82.73年
- 長野 82.68年
- 奈良 82.40年
- 京都 82.24年
- 神奈川 82.04年
- 石川 82.00年
- 福井 81.98年
- 広島 81.95年
- 熊本 81.91年
- 岡山 81.90年
女性の平均寿命が長い「岡山県」
女性の平均寿命が一番長いのは「岡山県」で「88.29年」でした。
これは全国平均よりも、1.9年長くなっています。
「岡山県」は以前から平均寿命が長く、ベスト10から外れたことがありません。
しかし、平均寿命が1位になったのは、今回が初めてです。
女性の平均寿命が長い都道府県
- 岡山 88.29年
- 滋賀 88.26年
- 京都 88.25年
- 長野 88.23年
- 熊本 88.22年
- 島根 88.21年
- 広島 88.16年
- 石川 88.11年
- 大分 87.99年
- 富山 87.97年
個人の寿命は努力によって伸ばすことができる
平均寿命が最も長い県と、もっとも短い県では、男性で「3.46年」、女性で「1.96年」の差があります。
特に男性は、住む場所によって、平均寿命の差が大きいことが分かります。
平均寿命は、その土地の環境によって左右されますが、個人の寿命は努力によって伸ばすことができます。
長生きを目指すのであれば、食生活の改善や運動習慣の維持など、身近なことから始めましょう。