今年も東京エリアは電力不足。7月と8月は「節電」を呼び掛け

[2023/6/10 00:00]

東京エリアは「節電」が必要

経産省が、この夏の電力需要について見通しを発表しています。

その中で、「10年に一度の厳しい暑さを想定した場合」に、東京エリアは電力が不足することが分かりました。

電力の安定供給のためには、3%の予備率が必要とされていますが、東京エリアの7月の予備率は「3.1%」でギリギリの状態になります。

また、8月についても予備率が「4.8%」で、余裕がありません。

経産省では、非常に厳しい見通しとしており、東京エリアの7月と8月について「無理のない範囲での節電」を呼びかけています。

出典:経産省

午後から夕暮にかけて「節電」が必要

では、いつ、どのようにして「節電」すれば良いのでしょうか。

まず、時間から見ていきましょう。

夏の電力需要は、13時から17時ごろの「日中」に高まります。

また、17時から20時ごろは、太陽光発電の出力が減少します。

つまり「13時~20時」に節電に取り組みことが望ましいのです。

出典:経産省

まず「エアコン」と「照明」から

無理のない節電は、電力の消費が大きい電気製品の使い方を工夫することが大切です。

具体的には、「エアコン」と「照明器具」が重要です。

まず、「エアコン」の設定温度を、ムリのない範囲で上げることで「5%」の節電ができます。

また、不要な「照明器具」を消したり、部屋の明るさを下げることで「2~3%」の節電ができます。

ただし、「エアコン」の温度調整は、高く設定してしまいがちです。

「熱中症」にならないように注意しながら、無理のない範囲で設定してください。

出典:経産省
[シニアガイド編集部]