社長の平均年齢は過去最高の「60.4歳」。4人に1人は「70歳以上」

[2023/6/16 00:00]

高齢化が進む「社長」

企業情報サービスの帝国データバンクによれば、2022年の全国の「社長」の平均年齢が、過去最高の「60.4歳」となりました。

これは、前の年に比べて0.1歳高くなっています。

また、1990年に比べると6.4歳も高くなりました。

「社長」の高齢化は、確実に進んでいます。

出典:帝国データバンク

4人に1人は「70歳以上」

「社長」の年齢構成を見ると、「50歳以上」が80%を超えています。

「60歳以上」でも50%を超え、「70歳以上」でも25%を占めています。

出典:帝国データバンク

東北三県は「62歳」を超える

「社長」の平均年齢を都道府県別に見ると、西が低く、東が高くなっています。

特に、東北地方の「秋田」「岩手」「青森」は、平均年齢が高く、62歳を超えています。

逆に「滋賀」「沖縄」「三重」などは平均年齢が低く、60歳を切っています。

出典:帝国データバンク

次の社長との年齢差は「17.3歳」

「社長」が交代すると、どれぐらい若返るのでしょうか。

社長が交代する平均年齢は「68.8歳」でした。

それを引き継ぐ次代の社長は「51.5歳」です。

つまり、次の社長交代することによって、社長の年齢は「17.3歳」も若返っています。

企業を健全に維持するためには、次の世代への事業の承継は欠かせません。

経営に関与する立場にあるならば、時間的余裕を持って、バトンタッチの準備を始めてください。

出典:帝国データバンク
[シニアガイド編集部]