実際に購入したお墓の価格。一般墓は173万円、納骨堂は84万円、樹木葬は74.1万円
お墓を探している人へのアンケート
お墓の紹介サイト「お墓さがし」が、「お墓選びの実態調査」の結果を公開しています。
2023年1月から3月にかけて行なわれたインターネット調査には、332人が回答しています。
この記事では、調査の結果からお墓の値段についての情報を紹介します。
お墓の購入価格は「101万円」
実際にお墓を購入した209人の購入金額の平均は「101万円」でした。
お墓の種類別に見ると、次のようになります。
- 一般墓 173.5万円
- 樹木葬 74.1万円
- 納骨堂 84.5万円
- 合祀墓 31.9万円
- その他の永代供養墓 67万4千円
こうしてみると、「一般墓」は他の形式よりもお金がかかることが分かります。
さらに、一般墓の場合、検討していた段階の予算よりも、実際にかかった金額の方が大きい傾向があります。
一般墓は、墓石の種類や形などの自由度が高いので、思っていたよりもお金を使ってしまいがちなのでしょう。
納骨堂は「年間管理費」が高い
お墓は、その維持のために「年間管理費」がかかる場合があります。
今回の調査では、「年間管理費」がかかるお墓は、ちょうど半分でした。
そして、「年間管理費」の平均金額は「8,713円」です。
お墓の種類別に見ると、次のようになります。
- 一般墓 8,630円
- 樹木葬 6,113円
- 納骨堂 12,395円
- その他の永代供養墓 7,643円
意外なことに、年間管理費が一番高いのは「一般墓」ではなく、「納骨堂」でした。
これは、現在の納骨堂の多くが、参拝する場所に遺骨を移動する機械仕掛けになっており、そのメンテナンスに費用がかかるためです。
納骨堂は、購入金額は「一般墓」より低いものの、年間管理費が高いことが多いと覚えておきましょう。
「一般墓」はお墓を継ぐ人が必要
最後に、お墓の購入者や購入希望者が、どんな形式のお墓を望んでいるかを見てみましょう。
一番人気があるのは「樹木葬」でした。
あまり差がなく「一般墓」が続きます。
三番目の「納骨堂」は一般墓の半分ぐらいです。
なお、「一般墓」では、ほとんどの場合、お墓の管理を継ぐ人が必要です。
一方、「樹木葬」や「納骨堂」などは、後継ぎがいなくてもお墓に入ることができます。
お墓の形式を決めるときは、お墓を継いでくれる人がいるかどうかも忘れずに検討してください。