映画の入場料も値上げ!? 一般料金は「2,000円」が主流に
[2023/6/26 00:00]
映画館の入場料を調査
企業情報サービスの帝国データバンクが、「映画館の入場料」を調べています。
2023年6月に行なわれた調査は、シネマコンプレックスなどの大手映画館50社を対象としています。
大手映画館の6割が値上げ
大手映画館のうち、64%が、昨年以降に入場料を値上げしています。
その多くは、今年に入ってから値上げしています。
一般料金は「2,000円」が主流
入場料のうち、通常の「一般料金」は「1,900円」が多数派でした。
しかし、今回の値上げによって「2,000円」が主流となっています。
同じように、「シニア料金」は「1,200円」から「1,300円」に上がっています。
夜8時以降など夜間料金である「レイトショー」も、「1,400円」から「1,500円」へと値上げされました。
また、中高年カップルを対象とした「夫婦50割引」などの割引制度を廃止する映画館も増えています。
さまざまなコストの上昇が影響
入場料を値上げする理由は、さまざまな運営コストの上昇です。
具体的には、電気料金などの「水道光熱費の増加」、アルバイトなどの「人件費の増加」、ドリンクなどの「原材料価格の上昇」などが理由として挙がっています。
また、時代の変化に応じて、プロジェクターなど映写設備の更新、キャッシュレス決済端末の導入など「最新設備への投資」も発生しています。
モノからサービスに値上げが拡大
昨年から始まった物価の上昇は、食料品などのモノが中心でした。
しかし、時間が経つにつれて、映画の入場料などのサービス料金にも値上げが及んでいます。
今後、映画館を始めとするエンターテイメント施設を利用する際は、公式サイトなどで入場料を確認してください。
以前に利用した際の古い知識にとらわれていると、思わぬ金額に驚くことになるでしょう。