「高齢者施設・障害者施設向け 感染症対策ガイドブック」が無償公開。在宅介護の人にもおすすめ

感染症対策のガイドブックを無償公開

東京都保健医療局が、「高齢者施設・障害者施設向け 感染症対策ガイドブック」を公開しています。

ファイル形式はPDFで、A4版42ページです。

新型コロナウイルス感染症が5類に変更されたことで、新型コロナの予防については、以前より緩い状態になりました。

しかし、高齢者施設や障害者施設では、新型コロナを含む感染症に感染してしまうと、重症になりやすい人が集まっています。

そのため、今後も、感染症に対する備えを続ける必要があります。

そのための分かりやすい入門書として、今回のガイドブックが公開されました。

写真やイラスト中心の分かりやすい内容

ガイドブックは、感染症対策の具体的な方法や手順等を、写真やイラストで解説した実用的な内容となっています。

主な内容は、次の通りです。

• 感染症対策の基本
  手指衛生、防護具の使い方、介助時の感染予防対策
• 感染者発生時の対応
  環境消毒、食事、おう吐物処理、排泄介助
• 施設運営上の取り組み
  情報の共有、職員のメンタルヘルス

ガイドブックの一部 出典：東京都

在宅介護の人にもおすすめ

このガイドブックが対象としているのは、施設の職員です。

しかし、「感染症対策の基本」については、在宅で介護をしている人にも役に立つ内容です。

在宅介護の場合は、ガイドブックの内容をすべて実行する必要はありませんが、目を通すだけでも衛生管理の基本を知ることができます。

「感染症対策の基本」だけをダウンロードすることもできるので、ざっと読んでみることをおすすめします。