新型コロナの感染者と入院患者が増加中。すでに沖縄は危険な状態
感染者が増え続けている
新型コロナウイルス感染症の感染者と入院患者が増え続けています。
厚労省のレポートによれば、7月3日から7月9日の1週間で、調査対象となっている定点の病院1つ当たりの感染者数が「9.14人」になりました。
インフルエンザの場合、定点1つ当たりの感染者数が「10人」を超えると流行の目安になりますが、それに近い状況になっています。
夏休みの時期に流行の再燃も
感染者数のグラフを見ると、6月以降は増加が続いています。
このままの勢いが続くと、7月下旬から8月にかけて、新型コロナの流行が再燃する可能性が高いでしょう。
すでに沖縄県は流行中
定点当たりの感染者数を都道府県別に見てみましょう。
沖縄県は流行が続いており、ピーク時には定点当たり「48.39人」になりました。
現在はやや減少していますが、いまだに40人を超えています。
また、下記の県は、定点当たり10人を超えており、流行が始まりかけています。
- 鹿児島県 17.18人
- 宮崎県 16.00人
- 佐賀県 15.33人
- 熊本県 11.99人
- 鳥取県 11.97人
- 三重県 11.81人
- 大分県 11.76人
- 長崎県 11.50人
- 愛知県 11.46人
- 千葉県 11.00人
- 愛媛県 11.00人
- 岐阜県 10.95人
- 福岡県 10.85人
- 奈良県 10.53人
- 和歌山県 10.20人
入院患者や重症者も増えている
新型コロナによる入院患者数も増加が続いています。
6月5日の週には「4,484人」でしたが、7月3日の週には「6,096人」に増えました。
ICU(集中治療室)に入っていたり、人工呼吸管理をしている重症患者も増え続けおり、警戒が必要です。
それぞれの状況に応じた感染予防対策を
新型コロナの法律的な取り扱いが変わったこともあって、街や電車でもマスクをしていない人の方が多くなりました。
しかし、自分や家族が新型コロナに感染すると重症になりやすい場合は、できるだけマスクを着用してください。
人が多い電車内や店舗内でマスクをするだけでも、効果があります。
また、人混みを避けたり、きちんと手を洗うなど、基本的な感染予防対策も重要です。
新型コロナについては、もう終わったことという雰囲気になりやすいのですが、高齢者などが重症化した場合の危険性は変わっていません。
それぞれの状況に応じて、できる範囲で感染予防を心がけてください。