お墓参りの回数は「年に1回」、時期は8月の「旧盆」が多い

「お墓参り」についてのアンケート
「終活瓦版」を運営する林商会が、お墓参りについてのアンケート結果を公開しています。
2023年7月に行なわれたインターネット調査には、20代から60代の男女200人が回答しています。
お墓参りは「年に1回」が多い
年に何回お墓参りに行くかを聞いています。
一番多いのは「年に1回」でした。
次に多いのが「年に2回」です。
この2つで、全体の6割以上を占めています。
回数が多い方では、「月に1回」という人が10%いました。

行く時期は「旧盆」が多い
お墓参りに行く時期を聞いています。
一番多い答えは「旧盆(8月)」でした。
「旧盆」は8月15日を中心に、その前後の数日を指します。
そして、「春のお彼岸」と「命日(めいにち)、月命日(つきめいにち)」が続きます。
「春のお彼岸」は、「春分の日」を中日(ちゅうにち)として前後3日間を足した、7日間を指します。
また、「命日」は、その人が亡くなったのと同じ月の同じ日を指します。
例えば、「7月21日」に亡くなった場合は、「7月21日」が命日となります。
「月命日」というのは、命日のある月を除いた毎月の同じ日を指します。
例えば、「7月21日」が命日ならば、7月を除く月の「21日」が「月命日」となります。
「月命日」と区別するために、同じ月の「命日」のことを「祥月命日(しょうつきめいにち)」と呼ぶこともあります。

お参りは土地ごとの作法に従って
お墓参りが多いお盆の時期も、地域によって「旧盆」と「新盆」があるように、お墓参りの作法や風俗は、土地ごとに異なります。
初めてのお墓にお参りをするときは、まず、その土地の人に話を聞いて、時期や作法を確認してください。
人の話を聞かず、自分なりの習慣を押し通してトラブルを招いてしまっては、せっかくのお墓参りが台無しになってしまいます。
その土地の習慣は、自分が慣れ親しんだものとは異なっているかもしれませんが、それぞれの土地の作法に敬意を示して、それに従ってください。