新型コロナの流行が15週間連続で拡大。佐賀県と宮崎県で患者数が急増

[2023/7/24 00:00]

15週間連続で患者が増加

新型コロナウイルス感染症の流行が拡大しています。

厚労省が公開した資料によれば、2023年7月16日の時点で、15週間連続で患者数が増加しています。

今後も患者が増加する可能性が高く、7月末から8月にかけての流行が心配されます。

出典:厚労省のデータをもとに編集部が作成

西日本を中心に増加が続く

現在、新型コロナの患者数は、定点として定められた病院で計測されています。

1つの定点病院あたりの感染者数(患者)は「11.04人」で、目安となる10人を超えました。

都道府県単位で見ると、47都道府県のほとんどで患者数が増加しています。

前の週に比べて、患者数が減ったのは青森県、秋田県、山形県、沖縄県の4つだけです。

患者数で見ると、沖縄県が「31.83人」と図抜けて多いのですが、流行のピークは超えたと思われます。

しかし、西日本を中心に感染が拡大している県が多く、佐賀県が「23.05人」、宮崎県が「20.79人」に達しています。

出典:厚労省のデータをもとに編集部が作成

入院患者数も増加中

新型コロナに感染し、入院が必要になった患者数も増加しています。

7月10日から16日の週では、入院患者数は「6,952人」に達し、7千人に届きかけています。

出典:厚労省のデータをもとに編集部が作成

2年連続で大流行した「8月」に注意

新型コロナの感染者数と入院患者数は、今週も増加が続いています。

8月は、人の移動が多いためか、2021年から2年連続で大きな流行がありました。

今年も、昨年ほどではないにしても、流行すると見て良いでしょう。

新型コロナについては、もう終わったことという雰囲気になりかけていますあ。

しかし、高齢者や基礎疾患を持っている人が重症化した場合の危険性は変わっていません。

それぞれの状況に応じて、できる範囲で感染予防を心がけてください。

[シニアガイド編集部]