「ニュース」を得ているメディアは「テレビ」が最強。70代は「新聞」や「ラジオ」も

[2023/7/26 00:00]

ニュースを得ているメディアの調査

NTTドコモ モバイル社会研究所が、「ニュースを得ているメディア」の調査結果を公開しています。

2023年1月に行なわれた調査には、全国の15歳~79歳の男女6,559人が回答しています。

この調査では、週1回以上アクセスし、日常的にニュース(報道情報)を得ているメディアを調べています。

7割以上の人が「テレビ」を挙げる

多くの人が挙げたメディアは「テレビ」でした。

7割以上の人が、テレビからニュースを得ています。

次に多いのが、パソコンやスマホを使ったWebなどの「ネット」でした。

三番目は「新聞」と「SNS(ソーシャルメディア)」が、ほぼ並んでいます。

なお、過去のデータを見ると、「新聞」は減り続けており、「SNS」は増え続けています。

出典:モバイル社会研究所のデータをもとに編集部が作成

オールドメディアに強いシニア層

次にシニア層に限って、メディアとの接触状況を見てみましょう。

「60代」「70代」とも「テレビ」の割合が高く、全体の平均よりも10%以上多くなっています。

また、「ネット」「新聞」「ラジオ」も全体の平均よりも高くなっています。

特に「新聞」は他の年代よりも利用者が多く、「70代」では7割近い人が利用しています。

シニア層、とくに「70代」では、「テレビ」「新聞」「ラジオ」などの、いわゆるオールドメディアの利用が多いことが分かります。

逆に「SNS」は他の年代よりも利用率が低くなっています。

シニア層のネット利用は「Web」が中心で、「SNS」を利用している人は2割から3割に留まっています。

特に「70代」では、「SNS」よりも「ラジオ」の利用率が高くなっています。

「オールドメディアに強く、SNSに弱い」のが、シニア層のメディアに接する特徴なのです。

出典:モバイル社会研究所のデータをもとに編集部が作成
[シニアガイド編集部]