新型コロナの流行が16週間連続で拡大。佐賀や宮崎など九州地方で流行中
[2023/7/29 00:00]
16週間連続で患者が増加
新型コロナウイルス感染症の流行が続いています。
厚労省が公開した資料によれば、2023年7月23日の時点で、16週間連続で患者数が増加しています。
夏休みで人の移動が増える8月を目前にして、感染の拡大が心配されています。
九州地方を中心に流行中
現在、新型コロナの患者数は、定点として定められた病院で計測されています。
1つの定点病院あたりの感染者数(患者)は「13.91人」で、先週から2人以上増えました。
都道府県単位で見ると、47都道府県のほとんどで患者数が増加しています。
前の週に比べて、患者数が減ったのは香川県と沖縄県の2つだけです。
とくに沖縄県の患者数は3週連続で減少しており、流行のピークを過ぎました。
それに代わって、佐賀県や宮崎県など九州地方の患者数が増えています。
1定点当たりの患者数が20人を超えている県
- 佐賀県 27.44人
- 宮崎県 24.47人
- 長崎県 22.94人
- 沖縄県 22.43人
- 熊本県 22.05人
- 鹿児島県 21.42人
- 大分県 21.12人
- 岐阜県 20.72人
- 愛媛県 20.00人
入院患者数も増加中
新型コロナに感染し、入院が必要になった患者数も増加しています。
7月17日から23日の週では、入院患者数は「8,983人」に達し、1万人の大台も見えてきました。
集中治療室(ICU)に入院中の重症患者数も「130人」で、100人を超えました。
高齢者や基礎疾患を持っている人が新型コロナに感染すると、重症化しやすいという危険があります。
自分や家族の状況に応じて、感染予防を心がけてください。