新型コロナが17週間連続で拡大。九州地方は全域で流行中
[2023/8/5 00:00]
17週間連続で患者が増加
新型コロナウイルス感染症の流行が続いています。
厚労省が公開した資料によれば、2023年7月30日の時点で、17週間連続で患者数が増加しています。
人の移動が増えるお盆休みを前に、感染の拡大が心配されています。
九州地方を中心に流行中
現在、新型コロナの患者数は、定点として定められた病院で計測されています。
1つの定点病院あたりの感染者数(患者)は「15.91人」で、先週から2人増えました。
都道府県単位で見ると、47都道府県のうち、42都府県で患者数が増加しています。
とくに、九州地方では全域で流行が進んでいます。
なお、流行が先行していた沖縄県は、先週の「22.43人」から「17.59人」に減り、流行が収まりつつあります。
1定点当たりの患者数が20人を超えている県
- 佐賀県 31.79人
- 長崎県 30.29人
- 宮崎県 27.21人
- 鳥取県 25.52人
- 熊本県 24.66人
- 大分県 24.33人
- 石川県 24.13人
- 鹿児島県 23.54人
- 福岡県 21.64人
- 愛媛県 21.11人
- 高知県 20.45人
- 愛知県 20.82人
入院患者数も増加中
新型コロナに感染し、入院が必要になった患者数も増加しています。
7月24日から30日の週では、入院患者数は「11,146人」に達し、ついに1万人の大台を超えました。
集中治療室(ICU)に入院中の重症患者数も「158人」で、依然として増え続けています。
高齢者や基礎疾患を持っている人が新型コロナに感染すると、重症化しやすいという危険があります。
自分や家族の状況に応じて、感染予防を心がけてください。