シニアのスマホ利用調査。70代は「通話」が中心、「SNS」の利用率は大きく下がる
シニアのスマホ利用調査
遠隔サポートツール「RemoteCall」を提供しているRSUPPORTが、60代と70代のスマホの使い方についての調査結果を公開しています。
2023年7月に行なわれたインターネット調査には、60歳以上80歳未満の男女445人が回答しています。
この記事では、年齢による使い方の変化に絞って内容を紹介します。
年齢が進むと、スマホの使用時間が短くなる
スマホの1日の使用時間は、年齢によって大きな差があります。
「60代前半」の「男性」は、「30分以上1時間以内」が一番多い回答でした。
それ以外の年代では「30分以内」が最多です。
そして、「30分以内」の割合は、年齢が進むほど増えていきます。
「70代後半」になると、スマホにさわっている時間が短く、まだなじんでいない様子が分かります。
「70代」になると「通話」が中心
スマホへのなじみ具合は、スマホの用途によっても分かります。
スマホを電話として使う「通話」の割合は、年齢が進むほど高くなっていきます。
「70代」になると、「通話」を使っている割合は、8割を超えてきます。
「70代後半」はSNSを使っていない人が多い
一方、スマホならではの用途である「LINEなどのSNS」を使っている割合は、年齢が高くなるほど低くなっていきます。
「70代後半」になると、「女性」は7割を超えていますが、「男性」は5割まで下がってしまいます。
つまり、「70代後半」になると、スマホは持っていても「通話」として使うことが多く、「LINE」などは使っていない様子が伝わってきます。
「スマホ」にするかどうか迷ったときの指標に
60代以上のシニアにとっても、スマホは欠かせない道具となっています。
しかし、その用途は、年齢によって大きな差があり、「70代」とくに「70代後半」では、「電話」としての用途が中心で、「スマホ」ならではの機能を使いこなすには至っていません。
逆に、「60代」であれば、シニアということに配慮せず、ある程度以上の使いこなしはできると思って良いでしょう。
まだ、スマホに挑戦していない家族がいるときには、今回の調査結果を考慮して、スマホにするかどうかを決めてください。