片付けが苦手で、自分の家を「ゴミ屋敷」と感じたことがある人が3割もいる
片付けが苦手な人へのアンケート
清掃業者の林商会が、「片付けが苦手と自覚している人に対するアンケート」の結果を公開しています。
2023年8月に行なわれたインターネット調査には、20代~60代以上の男女200人が回答しています。
3割は、自分の家を「ゴミ屋敷」と感じたことがある
「うちって、もしかしてゴミ屋敷」と感じたことがあるかと聞いています。
恐ろしいことに、回答者の3割が「ある」と答えています。
例えば、「テレビで汚い部屋にたいするリアクションなどを見て、これでゴミ屋敷ならうちもこれくらい汚いと思ったことがある(30代女性)」というコメントがありました。
一方、「ゴミ屋敷と感じたことがない」人は、「物は多いけれど、足の踏み場はある(20代女性)」とか、「物は多いかもしれないが、ゴミは貯めずにちゃんと捨てている(30代女性)」と答えています。
どうやら、床にあるものを避けて歩いたりするような状況でも、生ゴミなどが捨ててあればゴミ屋敷ではないという感覚のようです。
片付かない理由は「面倒くさい」
では、どうして片付けができないのでしょうか、「片付けられない原因は何だと思いますか」と聞いています。
一番多い答えは、「面倒くさい」でした。
「“片付けなきゃ”とは思うが、面倒臭くて“明日でいいか”と思っているうちに日が経ってしまう(30代女性)』のです。
次に多いのが「ものを捨てられない」でした。
「いつか使うだろうと思いものを捨てられません。でも使わないものにいつかは来ない(60代男性)」という人が多いのでしょう。
三番目に多いのが「ものが多い」でした。
「ものが多いと、部屋を片付けるのが面倒だと感じ結局片づけない(20代女性)」
ものが多いことで、片付ける意欲がわきにくいのでしょう。
捨てられない人は、本当に捨てられない
大勢の人が一斉に引っ越しをするオフィスの移転を見ると、よく分かりますが、ものを捨てられる人と、捨てられない人は、はっきりと分かれています。
捨てられない人は、何回引っ越しを繰り返しても、私物が減らずにどんどん増えていきます。
ある引っ越しでは、新しいオフィスに持ち込むダンボールの数を制限しましたが、それでも「捨てる」ことができないのです。
結局、その人は新しいオフィスに持ち込めないダンボールを自宅に送っていました。
きっと、そのダンボールは開封されずに、そのまま自宅に放置されていることでしょう。
そういう人に対して、「物を減らす」とか「片付ける」ことを強いても、簡単ではないことが分かります。
もし、あなたが自分自身で、「片付けることができない」と感じたら、業者も含めた他人の手を借りることを検討してください。